キャンプといえば焚き火とキャンプ飯がテッパンの楽しみ方とも言えますよね。
僕はキャンプでのチャーハンが定番料理です。
キャンプで中華?
と思うかもしれませんが、
家では少々やりづらい高火力でおもいきりフライパンを振って作る料理が楽しめます。
ソロキャンプで使いやすくてちょうどよいサイズの鉄中華鍋「冒険用品 ジェットスロウ ヨコザワテッパン 鉄中華鍋」を使っています。
これはキャンプ用の鉄板「ヨコザワテッパン」とYouTubeで公開された「おやじキャンプ飯」のドラマが共同開発したソロキャンプでも使える中華鍋です。
実際に1年以上使ってきて、楽しみ方、いいところ、気になるところをまとめました。
鉄中華鍋(フライパン)
まず中華鍋について触れておきます。
鉄製の中華鍋は、チャーハンや炒め物だけではなく茹でたり揚げたりもできる万能鍋です。
高温で使っても劣化せず、そして鉄分も摂取できてしまいます。
焦げ付きのイメージがあるかもしれませんが、実は焦げ付かず美味しく調理ができる優れた器具なのです。
鉄鍋は使い込むほどなじんで焦げ付きにくくなっていきます。
フライパンを育てていく、という感じですね。
- 直火でがんがん使える
鉄の融点は1000℃以上、フッソ加工だと260℃程度なのでいかに熱に強いかわかると思います。
鉄の厚みによって食材への熱の伝わりも変わり、キャンプ定番のスキレットや焼き肉用の鉄板をイメージすればわかりやすいと思いますが、厚いほうが蓄熱性が高く本格的な調理が楽しめます。
分厚いステーキのお肉を焼き上げるステーキ用鉄板なら厚めの10mm、重量も増加するのでリーズナブルなもので2-5mm程度はあるでしょうか。
ただステーキ用鉄板は平らで基本的に置いたまま使う前提です。
鉄鍋はそれなりに厚みのある鉄板に柄がついているのですから、使い勝手がいいことが想像できますよね。
- 炒め物によい
鉄の融点や材質的な蓄熱性もあり高火力と組み合わせることで手早く調理することができるので、おいしい炒め物ができます。
底が丸い形状なので熱を一気にとらえて、そして中の具材は振りやすく、効率よく熱を伝えて調理ができます。
- 茹で、揚げ、煮物にも
高温での調理でもコーティングを気にせず使用できます。
底が丸いので少ない油での揚げ物も可能ですし、もちろん茹でたり煮物だって可能です。
ただ鉄の材質上酸には強くないので酸味のある調理は短時間で仕上げる、長時間の煮込みは避けるなど少々注意は必要です。
- 使い始めとメンテナンス
使用上のポイントについても触れておきます。
気にされる方が多いと思われるメンテナンスについて。
まず新品購入したときの最初に行うシーズニング(ならし)、これは一度やってしまえば大丈夫ですし、難しく考えることもありません。
鉄鍋を熱々に熱して、油でならす、野菜くずを炒めてならす、というイメージですね。
その後のメンテナンスも慣れてしまえば大変ではありません。
使用後は洗剤はあまり使わず水洗い、水分が蒸発したら油を薄く塗って保管という流れが一般的です。
一度やったことがあれば気にするほどではないと思いますが、初めての方やこれから検討中という方だと少々億劫に感じてしまうかもしれません。
ただこの最初の労力に見合うだけの美味しい料理が味わえる、とも言えますね。
そして使い込むほどに油がなじんでいくので、上の調理後の写真のように焦げ付きにくくなっていきます。
鉄鍋を育てていきましょう。
ヨコザワテッパン×おやじキャンプ飯
鉄鍋といっても色々なものがあります。
どう選べばいいのでしょうか。
鉄は鉄。
語弊があるかもしれませんが、違いは、厚み、直径、持ち手といったところでしょうか。
(加工技術や細かいポイントはいろいろあります)
金物屋で売っている安い鉄鍋だって十分おいしく料理ができるんです。
ただそれをキャンプにもっていくかというと、重さ、大きさ、見た目などがキャンプ用としての要件になってくるのではないでしょうか。
そこで、「冒険用品 ジェットスロウ ヨコザワテッパン 鉄中華鍋」。
キャンプ(ソロ)でちょうどよい使いやすさで考えられているんです。
鍋の直径は223mm、鍋の深さは58mmとなっていて、これがちょうど1-2人前の調理にちょうど良いんです。
そして鍋の厚さは約2mmで重さは750g。
振りやすい大きさと程よい重さです。
ウッドの持ち手もちょうどよい長さと握りやすい太さで、そして見た目もかっこいい。
付属の中華お玉で調理すればカンカンと金属音がして気分も上がる、
そんな鉄中華鍋です。
仕様は次のようになっています。
- 鍋の直径 : 223mm (取手を取り付け時は 392mm)
- 鍋の深さ : 58mm
- 鍋の厚さ : 約2mm
- 付属品 : 中華お玉と専用袋
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キャンプで中華を楽しむ
楽しみ方として、
- 高火力で
- 鉄鍋をおもいきり振る
これが楽しいですね。
高火力で手早く調理する、このために焚き火台にもこだわりたいところです。
「おやじキャンプ飯」でも使用されていた筒状のストーブが火力も高く、また円筒状に炎が出るので中華鍋にフィットして効率よく熱を中華鍋に伝えられますね。
ソロストーブなら中華鍋と相性抜群です。
「ヨコザワテッパン 鉄中華鍋」は直径約23cm、「ソロストーブ キャンプファイヤー」が直径約17.8cmなのでちょうどよいサイズです。
ただソロストーブは畳むことができないので、本体サイズが少々大きく荷物に感じてしまうかもしれません。
その時には「ソロストーブ タイタン」がお勧めです。
直径約13cmと小ぶりなので、荷物としてもほとんどスペースを取りません。
鉄鍋を置きっぱなしで調理するなら少々不安定かもと思うかもしれません。
バランスをとって乗せることももちろんできます。
調理中は鉄鍋を手にもって炎のあたる位置で振り続けるので、火力が十分確保できて調理することができます。
下の写真は「ヨコザワテッパン」と「ソロストーブ タイタン」の写真です。
サイズ感がわかると思います。
毎回のようにソロストーブ タイタンの高火力でぱらぱらチャーハンや焼きそば炒め物を作っています。
ソロストーブはご自身の荷物の許容量で、選んでみてもよいでしょう。
鉄鍋と焚き火台(ソロストーブ)がきまったら、あとは食材を鉄鍋に投入してがんがん振っちゃいましょう。
ちなみに金属のお玉で調理をするとカンカンと音がしますので、迷惑にならないように注意をしましょう。
ソロストーブについては別の記事にまとめていますのでこちらからどうぞ。
よいところ、きになるところ
気になるところから挙げていきます。
鉄鍋自体の不満は特にありませんが、付属のお玉のサイズが少々おおきいと感じるかもしれません。
僕が使っていて気になる点はこのくらいです。
鉄鍋での調理の楽しさが勝ってしまいます。
良いところはサイズや扱いやすさですね。
ソロキャンプでは1人前を作るのにちょうどよいサイズです。
ほどよい重量感で振っていてとても楽しい鉄鍋です。
なお、この記事で紹介した「ヨコザワテッパン」は直径約22cmのものですが、約26cm径もラインナップされています。
使いやすいサイズを選んでみましょう。
キャンプに行く人数に合わせて複数の組み合わせを用意しておいてもいいですよね。
鉄中華鍋(フライパン) でキャンプで中華を楽しむのまとめ
鉄製の中華鍋は、チャーハンや炒め物だけではなく茹でたり揚げたりもできる万能鍋です。
高温で使っても劣化せず、そして鉄分も摂取できてしまいます。
焦げ付きのイメージがあるかもしれませんが、実は焦げ付かず美味しく調理ができる優れた器具です。
ソロキャンプで1人前を作るのにちょうどよいサイズ、ちょうどよい重量感で振っていて楽しい鉄鍋、
そんな「ヨコザワテッパン 鉄中華鍋」でキャンプで中華を楽しんでみましょう。
そして使い込むほどに油がなじんで使いやすくなるのが鉄鍋。
育てていきましょう。
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