iPadを購入したときに合わせて購入したいものといえば「タッチペン」。
ただApple純正はそれなりの値段がするので手が出せずに悩んでいませんか。
安価なサードパーティー品も多数販売されていますがどれを選んでいいのかわからないという方も多いと思います。
そんな中、破格の値段で登場したダイソーの「静電容量式充電タッチペン」。

値段は魅力的ですが、実力は?
そこで、実際にiPad miniに標準となっているメモ帳アプリを使って試してみました。
比較としてサードパーティ製タッチペンの評価と合わせて解説していきます。
なお、本記事ではiPad Mini 6を使用してレビューしています。
iPad用 ダイソー 「静電容量式充電タッチペン」ってどうなんだろう?
早速見ていきましょう。
開封
まずは開封から。
タッチペン1本と取り扱い説明書が入っています。
付属品はありません。
取扱説明書は、日本語と英語で解説されています。
使用方法
まず充電します。
- 電源ON/OFF
充電はUSB TYPE-Cとなっています。
非接触充電の機能はありません。
保護キャップがついていますが、引き抜くとそのまま外れてしまうのでなくさないように気を付けましょう。
ただ無くても問題はないような気はします。
LEDで電池残量がわかるようになっています。
4つのGreen LEDによって残量が100%から25%ずつ減るごとにひとつづつ消えていくためわかりやすいですね。
仕様上は約30分充電で使用時間は約4時間となっています。
・使用開始、ペアリング
充電して電源を入れると、特に設定やペアリングなど何もなくそのまま使用できます。
電源はタッチペンの上部先端をダブルタップすることでON、電源が入った状態でダブルタップするとOFFになります。
機能
次に実際に使用上の機能を見ていきましょう。
- 外観、見た目
特に特徴はなく、Apple Pencilなのか、サードパーティ品や、ダイソー製か、言われても筆者はわかりません(笑)
細部はやはり異なっていますよね。
パームリジェクション機能
パームリジェクション機能とは、タッチペンで書くときにペン先以外の、例えば小指の腹が画面に触れているときに思うように書けないことがありますが、この状態をリジェクトします。
一昔前は手が触れているとうまく書けないということがありましたが、そのようなことはありませんでした。

手を画面の上にのせていても書くことができます。
実際に試してみましたが十分機能していて、使用していて気にはなりませんでした。
筆者は紙の手帳に勝るものはないと思い、かたくなに紙の手帳を使用していました。
紙の手帳をやめてiPad miniを手帳代わりとするきっかけの一つがパームリジェクション機能です。
この機能のおかげでかなりストレスなく電子手帳をメインの手帳とする決心がつきました。

マグネット吸着
この機能は収納の際にタッチペンをiPad本体側面にマグネットで吸着させて持ち運べる機能です。
結果、吸着はします。
ただ、TYPE-Cのカバーがかさばってしまい、角度がつくため少々吸着力が低下します。
TYPE-Cの端子のカバーは不要という方は外して吸着させてしまえば問題なさそうです。
カバー付きの場合は吸着しているけどちょっとした衝撃で外れやすい、というイメージです。
念のため無くさないように気を付けた方がいいかもしれません。
カバーなしでの吸着力は、別途比較しているサードパーティ品よりは劣りますが、十分な吸着力があります。
タッチペンも吸着したまま収納できるタブレットカバーも有効だと思いますよ。
実際にメモアプリで書いてみた
ここでは、実際にメモアプリを使って書いてみましょう。
入力機能としては「傾き検知」が使えると聞いていたので合わせて試してみました。
ペン先の種類を選べるので左のペン先から順番に試しました。
下の図は上から、ほぼ垂直、60度程度、30度程度に傾けて(おおよそです)それぞれ書いています。
なお、サードパーティ製のJamjake スタイラスペンでも同様の評価を別の記事で行っていますのでそちらもご参考にどうぞ。

- ペン
わずかに太さが変わっている気はしますが、ほとんど変わらないといってもいいかしれません。
また筆速による差も見られませんでした。
- シャープペンシル
変わらないように見受けられます。
また筆速による差も見られませんでした。
- マーカー
傾きによって太さが変わります。
筆速により差は見られませんでした。
- 消しゴム
傾けるほど徐々に太くなっていきますがわずかです。
また筆速による差も見られませんでした。
- 万年筆
わずかに変わっている気もしますが…
変わらないといってもいいと思います。
また筆速による差も見られませんでした。
- 筆ペン/墨汁
線の太さには若干変化が見られます。
線の濃さが角度によって変わっています。
- クレヨン(チョーク?)
変わらないように見受けられます。
また筆速による差も見られませんでした。
- ペンシル
変わらないように見受けられます。
また筆速による差も見られませんでした。
ペン先によって傾き検知が働くかどうかを制御しているのかどうかはわかりません。
ただ機能は働いているので、このような性能であると理解して使用すれば問題ないのではないかと思います。
傾き検知機能としてはサードパーティ製のJamjake スタイラスペンではほぼどのペン先を選んでも機能が働いていました。
値段や使用用途によって選びましょう。

書き味
筆者はタブレット表面にペーパーライクフィルムを装着して使用しています。
さらさらとして書き味がとても心地よいです。
これまで使用していたサードパーティー製のタッチペンと比較しても書き味には差は感じられませんでした。
ペーパーライクフィルムについてご興味がある方はこちらの記事もご覧ください。

ペン先の消耗
使い込まないとわかりませんが、おそらくどのタッチペンでもほぼ同様の耐久性ではないかと想定します。
ダイソーのタッチペンには交換のペン先が同梱されていませんので、ペン先が消耗したときには新たにタッチペン自体の買い替えになるのでしょうか。
今のところ、交換用のペン先が販売されているという情報は聞いていませんが、そのうち販売するようになるのでしょうか。
なお、ペン先が消耗するとこの写真のように黒い点が見えてきます。
この状態は中の金属が露出している状態です。
タッチペンのペン先の寿命を別のタッチペンで評価しましたので別の記事にまとめています。
ご参考にご覧ください。

まだタッチペンの中の金属が露出していなければいいのですが露出に気づかずタブレットに書き込み続けているとガラス表面に傷をつけかねません。
ただ、ダイソーのタッチペンはペン先の金属の長さが短いようなのでもしかしたら先端が摩耗しても金属まで到達しづらいかもしれません。

いづれにしても、こまめに先端をチェックするか、タブレットに保護フィルムは念のためマストで装着しておいた方がよさそうです。
サードパーティのタッチペンではダイソーと比較して2-3倍程度の価格で、交換用ペン先が2-3個程度同梱しているものもあります。
これであれば計4個のペン先で価格が2-3倍、機能も若干ダイソーを上回るものを選ぶとすると、使い捨てでダイソーか、ダイソー タッチペンの2-3倍の値段でペン先4個程度を選ぶか、ということになるでしょうか。
サードパーティのスタイラスペンのレビューを別の記事にまとめていますので比較検討の参考になれば幸いです。

せっかく保護フィルムを購入するなら、ペーパーライクフィルムという紙の書き味に寄せている保護フィルムがありますよ。

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iPad用 ダイソー 「静電容量式充電タッチペン」ってどうなんだろう? のまとめ
サードパーティー品についてのコメントも含め、ダイソーの「静電容量式充電タッチペン」についてレビューしてみました。
- ダイソー「静電容量式充電タッチペン」
まずタッチペンを使ってみたい、メモ書き用途で値段優先という方であれば問題ないと思います。
使い捨てでよいということであれば全く問題ないですね。
ただペン先の消耗には注意したほうがいいかもしれません。
付け加えるなら、タッチペン自体の入手性がわかりません。
すぐに購入できる店舗もあれば、なかなか入手できないケースもあると思います。
筆者は発売と同時に購入してみたかったのですが行く先々でまったく入手できませんでした。
- サードパーティー製タッチペン
ネットでの購入が主な購入方法となると思います。
機能で見ると、特にイラストを描きたいという方にはとっかかりの入門用としてはいいかもしれませんが、Apple Pencilででないと機能が不足したり物足りなくなるのかもしれません。
(筆者はイラストは描かないので詳細な解説はできませんが)
とはいえApple Pencilと比べて値段はかなり安いです。
ダイソーのタッチペンよりは高いですが、機能は⁺αでちゃんと選べば長く使える、そんなところでしょうか。
予備のペン先が同梱されているものであれば長く使えて、また交換用のペン先が手元にあるという点では安心感があるでしょうか。
- Apple Pencil
本記事では特に解説はしていませんが、ブランド、性能へのこだわり、イラストを描くならこれ一択?というところでしょうか。
ぜひ購入してみたいところではあります。
ご自身にあったタッチペンを選んでiPad生活を楽しみましょう。
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