プラモデルのパーツを後で「外しやすくしておく」方法 ‐ HG ゲルググで解説

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アイキャッチ画像 プラモデル

プラモデルを塗装するときやキットに手を加えるときなどは基本的に仮組みすることが多いと思います。

仮組みしながら全体を把握して、そして表面処理や塗装のために分解しますよね。

最近はスナップフィットという接着剤不要のキットが主流です。

基本的にピン(ダボ)や凸形状を勘合させて各バーツをはめ込んでいきますので後で外すことが可能です。

ただその時に外れない、外せないということもあると思います。

「はめてしまったら外せない構造」というのもありますので仮組みの時には注意が必要です。

よって組み立てながらを外すことを考慮して加工しながら作業を進めていくと結果的に後で楽になります。

無理やり外そうとしてパーツ破損してしまうことも避けられますよね。

そのような「外しやすくしておく」いくつかの方法があります。

そんな方法を解説していきます。

 

 

仮組みって?

よく聞く「仮組み」、「素組み」、「ぱち組み」とは?

「仮」組みなので、塗装や改造する前に確認のため一度「仮」に組んでみて全体像を把握する目的で組み立てると考えるとイメージしやすいかもしれません。

「素」組みは読んで字のごとく素のまま組み立てて完成させる状態、

「ぱち」組みはぱちぱち組み立てて完成させる状態で、完成した状態というよりは組み立てている状態を示しているようですね。

これらの定義に正解はなく各々の解釈は異なるかもしれませんし言いやすい言葉で皆さん使っていると理解しています。

 

先に述べた仮組みですが、スケールモデルでは基本的に接着剤で固定しますし、旧キットといわれるキットも接着剤を使用して組み立てるので全体像を把握するにはマスキングープなどで仮に固定しておく必要があります。

いきなり接着してしまうとパーツ同士のかみ合わせや修正箇所の確認などできなくなるので仮組みをして事前に全体像を把握するのに重要です。

旧キットについては別の記事でもまとめていますのでこちらの記事もどうぞ。

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プラモデルを始めた当初は接着剤を使って組み立て筆塗りして楽しんでいましたが、ある時から接着剤不要のキットが主流となり感動したものです。旧キットはちょっとハードルが高いな...と思う人もいるかもしれませんが、この記事では 「ウォーカーギャリア」を例に旧キットの魅力について記事にしています。

 

ですので仮組みは塗装や改造をせず素組みで完成させる場合にはとくに必要のない作業ではありますね。

 

スナップフィットは接着剤を使わずはめていくだけなので後で外すことが基本的に可能です。

ただパーツ同士がぴったりとはまりすぎると硬くて容易に外すことができないことも多々あります。

ストレートに組み上げて完成という場合は考える必要はないかもしれません。

でも塗装や改修、改造を考えている場合は分解を考慮しておいた方が良いですね。

 

 

「外しやすくしておく」方法 ‐ スナップフィット


そんな時に、「外しやすくしておく」いくつかの方法があります。

「はめてしまったら外せない構造」というのもありますので仮組みの時には注意が必要です。

そんな方法を解説していきます。

 

作例のキット

本記事では HG ゲルググを例に解説していますが、どのキットでも共通で応用できます。

(本記事の写真はHG ジョニーライデン専用ゲルググですがパーツ形状は同じです)

 

 

 

ダボ穴に切れ込み

ピン(ダボ)があるパーツの反対側のパーツにあるピンを受ける穴をダボ穴と呼んでいます。

このダボ穴にニッパーで切れ込みを入れてピン(ダボ)を差し込んでも余裕があるようにゆるくします。

写真は1個のダボ穴に2か所の切れ込みを入れています。

1か所もしくは2か所程度を目途に外れやすさを確認しながら切れ込みをいれます。

ダボ穴に切れ込みを入れた写真

 

 

ピン(ダボ)を斜めにカット

ピン(ダボ)を短く、もしくは斜めにカットしてダボ穴に対してピンをゆるくする方法です。

写真は斜めにカットした状態です。

残す長さやカットする角度で外しやすさが変わってきます。

ダボをカットした写真

 

はめ込みパーツの対処

パーツ自体を穴や窪みにはめ込んでしまう場合は、一度組んでしまうと外せません。

「はめてしまったら外せない構造」というのは仮組みの時には注意が必要です。

例えばゲルググのコックピットハッチ

埋め込みパーツの写真

はめてしまったら運が良ければ(何もしなくてもゆるいなど)ポロっと外れるかもしれません。

先の細いピンなどの鋭利なものでこじったらパーツに傷をつけてしまう恐れがあります。

 

これを回避するにはパーツを組む前に、埋め込まれる側のパーツににピンバイスで穴を開けておきます。

ピンバイスで穴をあけている写真

 

これにより穴に細いピンなどを使用して背面からパーツを押し出せます。

ピンバイスで穴をあけた写真

 

なお、この作業を行う際には、パーツの背面(内部構造)にも注意しましょう。

穴をあけたパーツの背面から見た写真

穴をあける位置が構造物と干渉していないかを注意して穴の位置を決めましょう。

 

 

 

解説してきたこれらの方法をそれぞれで処置するかもしくは組み合わせて自身でちょうどよい外しやすさに処置していきます。

 

応用

完全にはめ込む構造ではなくても、後述するパーツオープナーなどを差し込んで傷をつけたくないというケースもピンバイスを使う方法が有効です。

見えない箇所を押しだして外すのでもし傷がついても安心です。

HG ゲルググのケースでは何か所かピンバイスでの穴あけが有効と思う箇所があったので参考に解説しておきます。

 

  • ひざ

パーツを引っ張れば外れるパーツではありますが少々固めでした。

形状的に強くつまんで引っ張れない形状なので補助的に裏から押しだせるように穴をあけました。

パーツオープナーを使用してもいいと思います(やすりがけで消える程度のキズならok)。

傷の可能性の回避という点では裏から押しだしできるようになっていれば安心です。

ひざのパーツに穴をあけた写真

 

 

  • あし

キットの個体差があるかもしれませんが、足のパーツが気になりました。

足の甲のパーツを差し込むのですが、引っ張れば抜けるパーツではありますがかなりしっかりとはまってしまうので、後で外す際にひねってパーツの破損が気がかりでした。

補助的に裏から押せるように穴をあけました。

なお、足底は別パーツでかぶせるのでここに穴があっても問題ありません。

足のパーツにも穴をあけた写真

 

ところで

ピンバイスは穴をあけるだけでなく、改造の際に切り取りにくい箇所を「切る」こともできる工具です。

ピンバイスで「切る」作業の作例は別の記事に記載していますのでこちらからご覧ください。

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補足

ただ、透明なはめ込みパーツの場合はこの穴が透明パーツから透けて見えてしまうかもしれません。

そういう場合はそもそも部品をすべて組み立てないという選択も必要ですね。

しかしすべてのパーツを組み立てて全体像やパーツのかみ合わせなどを確認したいケースもあるでしょう。

その際には一度はパーツをはめる必要がでてくるので、確認後に穴を埋める処理をするということも必要ですね。

 

 

スケールモデル、旧キットでは

スケールモデルや旧キットではこのような処理は不要で逆にマスキングテープなどでの仮止めになります。

参考例をご覧になりたい方はこちらの記事もご覧ください。

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パーツをばらすには

基本的にはパーツオープナー、パーツセパレーターなどと呼ばれる工具で、隙間に薄い板をねじ込んでこじってばらします。

しっかりはまってしまっている場合にはパーツへのキズも気になりますし、前述した加工を処置しておけば手で簡単に外せるようになりますので、パーツオープナーと組み合わせて対処できるようにしておくとよいでしょう。

パーツオープナーは種類も多く、お好みや用途で選んでみましょう。

 

 

 

 

 

 

まとめ

仮組みの完成写真

「組んだらはずれせない」「傷をつけてしまう」「無理して破損」といったことを回避するためにも「外しやすくしておく」作業は少々手間でも後々の苦労を回避できます。

難しい作業ではありませんのでキット製作に役立ててもらえれば幸いです。

 

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