面だしやエッジを立たせるというといっけん地味な作業ですが、プラモデルを製作するときにさりげなくクオリティをアップする方法です。
その作業の一つとして、かんな(鉋)がけがあります。
プラモデル製作でかんな?
どんな効果があるの?
作業にあたっては、やすりやナイフを使ってもできなくはないですが専用の工具があると作業のしやすさが違ってきます。
この記事ではプラモデル製作でのかんながけについて次のことを解説しています。
- プラモデル製作でかんな?
- どんな効果があるの?
- どうやってつかうの?
- かんながけするとどのくらい変わるの?
作品のクオリティアップをしたいという方にお勧めの記事です。
プラ用かんな(鉋)
このような工具です。
これでプラモデルのパーツ各部のかんながけをします。
刃先はかなり鋭利ですのでけがなど取り扱いには注意して使用しましょう。
かんなを使って作品のクオリティアップ
かんな(鉋)の効果
では実際につかってみたときの効果についてみていきましょう
用途はいくつかあります。
- プラスティックやレジンのパーツ、成型物の面だしや整面
- エッジ立て
- ゲート処理
- 成型のひけ処理
- 合わせ目消し
これらの中でも作品のクオリティをアップする効果として特筆したいのは面だし、整面、エッジ立ての効果です。
- プラスティックやレジンのパーツ、成型物の面だしや整面
- エッジ立て
ゲートやひけの処理はデザインナイフややすりなどのほうがやりやすいかもしれません。
次にかんなで面だしを処理したパーツを見ていきましょう。
面だし、エッジ立て
かんながけ前後の比較です。
丸みを帯びた角部が平らでエッジの効いた”面”となっているのがわかります。
サフをしてみます。
くっきりとエッジが立ってもう一つの面となっているのがよりわかります。
この作例では角の面だしをしていますが、広い面にも対応できます。
かんなには様々な幅や形状のものがありますので面を出したい箇所の大きさにや持ち方などに応じて選べます。
オススメ ぷら用カンナ
ヘミアイピィディー(H.E.M.IxIPD)
刃のサイズや持ち方に合わせて様々なタイプがラインナップされています。
代表的なものの仕様です。
- 刃 : 幅 約41mm × 厚み 約0.4mm
- 材質 : 刃部分 ステンレススチール製、本体部分 MDF製
- 商品サイズ(刃含む) : 幅約63mm×厚み約8.9mm×高さ約39.5mm
様々な刃のサイズ、形状のものがラインアップされています。
2種類の異なるタイプが同梱されているものも販売されています。
単品ではラインナップされていない異なる形状のものがセットになっています。
なお、今回作例として使用しているキットはガンプラくんDXセットです。
ガンプラくんや他のガンプラもそうですが今はスナップフィットと言われる接着剤不要のキットが主流ですよね。
一方で旧キットと呼ばれる接着剤を使用して組み上げる従来からのキットも販売されています。
とくにこの「旧キット」では合わせ目消しや面だしがキット完成時の仕上がりに大きく影響しますので、揃えておきたい工具の一つとしてもお勧めします。
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かんながけ作業と注意点
作業方法
かんなをかけたい面に対し、刃を少し垂直から倒した状態でなでるように一定の動作で動かします。
かんながけの作業についての説明が付属しています。
注意/コツ
- 角度
かんなを面にあてるときの角度に注意しましょう
何度か鉋をかける場合に、あてる角度が毎回変わってしまうと面が丸く、また角のシャープさがなくなってしまいます。
- かけすぎ
かんなのかけ過ぎに注意しましょう。
- 左右バランス
複数個所行う場合、かんながけする対象が左右にある場合には、左右のバランスを見ながら行いましょう
ついつい楽しくなって削りすぎてしまうことがあるかもしれません(笑)
注意しましょう!
プラモデル製作のおすすめ工具 かんな(鉋) のまとめ
プラモデルにかんな?と思うかもしれないですが、エッジを立てたり面を出すことによってシャープな印象にすることができます。
塗装が必要にはなってきますが、塗装してからの仕上がりを見るとエッジが立っている、面がきれいに仕上がっていると印象が大きく変わります。
工具の一つに加えて使用してみてはいかがでしょうか。
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