みんな大好きな「ザク」。
そのままでもかっこいいのですが少し顔つきを変えてオリジナルのザク顔を製作してみませんか?
モノアイレールの高さを変えることで顔つきがびっくりするほど変わります。

方法は様々ですがこの記事では次の2つの方法を解説します。
- 削る方法
- プラ板で厚みを増す方法
みなさんもオリジナルのザクを製作して自己満足感をupしましょう
モノアイレールの幅詰め改造
本記事ではHG ザクIIを使用して解説していきます。
このキットには頭部のパーツが2個付いています。
これは指揮官用の角を付ける穴が開いているものと付けない仕様を選んで製作ができます。
今回はこの2個を使ってそれぞれの改造を施してみます。
どちらか好きな方で製作に挑戦して、もし失敗しても予備パーツがあると思えば思い切って挑戦できますよね。
方法は様々あると思いますがこの記事では次の2つの方法を解説します。
- 削る方法
- プラ板で厚みを増す方法
ノーマルの顔つき、モノアイレールはこの写真のイメージです。
それぞれの改造によってこのようなイメージに仕上げていきます。
写真はスジボリや塗装、モノアイにドームを組み込みまで行った最終的なイメージ写真です。
最終的な仕上げは皆さんのイメージに沿った作品に仕上げていきましょう。
- 削る方法 (写真左)
- プラ板で厚みを増す方法(写真右)
モノアイへのドームの組み込みに関しては別の記事で解説しています。

それではそれぞれの改造方法について解説していきます。
削る方法
写真のように頭部側パーツの下面を前方に行くに従い傾くようにカットします。
やすりを使用して削ると比較的均一に加工がしやすいでしょう。
ただし、手にもってヤスるのでは下面がだらだらとまっすぐな直線に削れませんので、紙やすりの当て板を使用して丁寧に均一に削るようにしましょう。
紙やすりを両面テープで貼って使える当て板を解説している記事はこちらからどうぞ。
上で紹介している「面バー真打 虎徹」同様に金属プレートの重さも丁度よく使いやすい当て板です。

当て板を使用して削ることで写真のように下面を平らに削ることができます。
削る量は、どのくらいモノアイを見せるようにするか、顔つきはどうか、などを考慮して確認しながら削っていきます。

この時は力の入れかたが傾いていると左右で高さが変わってしまうかもしれませんので均一に力が加わるように丁寧に作業をしましょう。
削っていないパーツと比較するとこのくらい、
下側のパーツと合わせてみるとこのくらい削れていることがわかりますね。
頭部側を低く加工したら、当然その分高さが低くなってしまうので頭部の中も削って調整する必要があります。
頭部の中身はこのようになっていますので干渉する箇所を現物合わせで削っていきます。
下の写真のように干渉する部分を削除していきます。
左のパーツは軸の上部の高さを低く削っています。
頭部パーツを低くしすぎてしまうと、モノアイの黒いパーツの上部の角も頭部の内側Rに干渉しないように削る必要が出てきます。
中央は低く削った頭部パーツです。
軸を受ける部分とその周辺をごそっと取り除いています。
右は加工していない状態(指揮官用のパーツ)です。
中央のパーツのような奥まった部分の加工をする際にどのような工具を使うでしょうか。
彫刻等のような工具やリューターがあると奥まった個所の削り作業がやりやすいです。
持っている工具からだと、幅の広いスジボリ用工具でしょうか。
すじぼりで線を引くときは刃先はだいたい0.1-0.25mm程度だとおもいます。
取り換えできるものであれば少々幅の広めの刃先があると、スジボリだけでなくちょっとした削り加工にも使えます。
刃先は1.0-1.2mm幅程度あれば比較的作業がしやすいです。
ただしくれぐれも刃こぼれなどには注意して作業していただき自己責任でお願いします。
なお頭部パーツは角度がつくので頭部後ろの動力パイプの接続部のところに隙間ができます。
これは空いた隙間分の厚さのプラ板などを挟んで隙間を埋め、形状を整えましょう。
下のパーツは上の頭部パーツの改造に合わせて何か所か調整します。
- 軸の高さ調整。
- 後ろ側にあるピンは削除すると位置が合わなくなるかもしれないので削除せず、斜めにカット。
- 柱があたる位置がずれるので少々削って凹んでいる幅を広げる
これまでのような作業で現物合わせで頭部パーツが組めるように調整をします。
仕上がりのイメージです。
プラ板で厚みを増す方法
方法は頭部パーツのひさしの下に好みの厚さのプラ板を貼ってモノアイレールの幅を低く調整します。
こちらの方法は前述の「削る」よりも手間はかからない方法です。
プラ板を用意したらひさしの下に接着剤で貼っていきます。
この写真では前方のひさしに貼るプラ板のサイズが大きめなのでもったいない製作方法ではあります。
細く切ったプラ板をひさしの下に貼っていっても大丈夫です。

要はひさしの高さを下げられればいいのです。
プラ板を貼るとこのようになりました。
十分乾燥させたら余計な部分を削除していきます。
大まかにニッパーなどで削除してからやすりで整えていきます。
裏側も余分なところを削除して整えていきます。
念のためパーツの干渉がないかを確認して出来上がりです。
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頭部改修で目つきや雰囲気を変えてみる
塗装やディテールアップをした後の写真での比較です。
ノーマルではモノアイの〇がはっきりしているので、ぱっちりした目の印象です。
- 角度をつけてモノアイレールを低くすると悪そうな目つき
- モノアイレールを低く(細く)するときりっとした目つき
というイメージでしょうか。
上の写真はモノアイをドームに改造していますが、付属モノアイシールからメタリックシールに変えて雰囲気が変わります。
頭部パーツは2種類作っておくと着せ替え的に交換して雰囲気を変えて遊ぶことができますよ。
モノアイの改造(ドームの組み込み)については別の記事もご覧ください。

HG ザクIIのモノアイレールの幅詰め改造のまとめ
皆さんの大好きな「ザク」のモノアイレールの改造について解説してきました。
ザクは人気が高いので皆さんが思い思いのザクを製作していますよね。
そのままでもかっこいいのですが自分だけのオリジナルのザク顔を製作してみませんか?
今回は2種類の方法を解説しましたが、もっといろいろな方法もあるかもしれません。
- 削る方法
- プラ板で厚みを増す方法
この記事がプラモデル製作の参考になれば幸いです。
みなさんもオリジナルのザクを製作して自己満足感をup、プラモデル製作を楽しんでみましょう。
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