ジムといえばカメラアイが特徴ですね。
HG 1/144 RGM-79 ジム スレッガー搭乗機をキラキラなカメラアイに仕上げました。
ジムのプラモデルを製作するときに、そのまま組み立ててもかっこよく出来上がりますが、ちょっと一工夫して少し違いを出したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
でも加工するのは難しい?
格好よく仕上げたいけど簡単にできる方法あるかな?
普段プラモデル作りに使用しているツールを使って簡単に、しかも
タダでできます!
この記事では、ジム スレッガー搭乗機の紹介と製作を通じてカメラアイの加工について解説しています。
- 開封
- ランナー状態での全塗装
- 組み立て後の塗装
- カメラアイの改造
やること
写真のようにジム スレッガー専用機のカメラアイが反射してきらきらするようになりました。
今回行った作業は次の通りです。
製作作業から順番に記事にしていますのでカメラアイの改造作業まで読み飛ばしていただいて構いません。
- ランナー状態での全塗装
- 組み立て後の部分塗装と下地が見えるゲート部のリペア塗装
- キラキラなカメラアイ化
- デカール&仕上げ
合わせ目の処理は行っていないので組み立て作業自体はほぼ素組みと同じです。
塗装は缶スプレー、エアブラシ、ガンダムマーカーエアブラシ、筆塗り、と様々です。
開封
まずは開封から。
パッケージ
モノトーンのパッケージです。
内容物、ランナー
ランナーAは多色成型、Dは同じものが2個、基本的に色分けは十分されています。
組み立て説明書
取扱説明書もカラーではなくモノクロとなっています。
補足
取扱説明書、パッケージと合わせてカラーの見本が参照できないので塗装の際は色のイメージするのが難しいです。
色を塗るなら説明書の色情報とカラーの資料などで色を確認したほうがよさそうです。
それでは作業開始です。
塗装、組み立て作業
ランナーA は色ごとに切り離しておきます。
ランナー状態での全塗装
内部のフレームパーツ(ランナー B)
金属感を増すためメタルブラック(缶スプレー78番)で塗装。
左:塗装前、右:塗装後
上半身と足のグリーンのパーツ(ランナー A)
説明書に記載の色比率とネットでカラー写真を検索し参考にして色を調合。これはエアブラシで塗装。
ボディのグレーパーツ (ランナー A)
ランナーの色に近づけるよう調合し、かなり近い色にできたと思ったのですが組み立ててみると青すぎてスレッガー搭乗機なのか?というレベルになってしまったので、後で筆塗で明るいグレーに塗装しなおしました(写真は塗りなおし前)。
塗装前の色の確認は完成後をイメージして最初にじっくり行うことを強くお勧めします(反省)。。
ボディ色の塗装にはエアブラシを使用しました。初めての方でも手軽に使える充電式のハンディタイプです。
今回の記事ではRAYWOODの充電式エアブラシを使用していますが、その他にも充電式エアブラシが多数発売されていますので気に入ったものを探してみてはいかがでしょうか。
充電式エアブラシって使えるの?と躊躇されている方がいましたら、ご参考にレビュー記事もご覧ください。
白色(E1)、赤色(E2)、黄色(A)のパーツ
ガンダムマーカーエアシステムで塗装。
塗装してみたところ、写真のようにランナーとほぼ同色なのには驚きました。
さすがガンダム専用カラーです(もはや塗らなくてもよいレベルかも…)。
ガンダムマーカーは定期的にペン先にインクを出す必要があるので若干面倒ではありますが、最も良いところは塗装後に洗浄作業が不要なことですね。
ガンダムマーカーエアブラシシステムは塗装後の器具の洗浄作業が不要なので片付けが簡単!
部分塗装とゲート部の塗装
隠れるゲートも結構ありますが、ボディー、ランドセル、バーニア、足、武器類は大きめのゲートが表に出てしまっています。
これらを残しておいた塗料で隠します。
(ボディの色が上下の写真で違うように見えますが写真の撮り方によるもので同じ色です)
特に調合した色はもう一度同じ色を再現するのが難しいので多めに作って保管しておくと後で補修等に使用できます。
仕上げ
部分塗装、デカール、本体フレームのメタルブラック以外に艶消しコート
で、完成です。
使用した工具類
- デザインナイフ
- カッティングマット
- ニッパー
- 缶スプレー
- エアブラシ
- ガンダムマーカーエアブラシ
- 筆塗り用で筆や小皿、紙コップ(100円均一で揃います)
ゲート跡など細かい修正にはデザインナイフがおすすめです。
刃の断面形状が細かい作業向きに作られているため一般的なカッターとは作業性が全然違います。
カッティングマットではなくてもいいですが、カッターなどで作業する際に下の台をキズ付けないようにカッティングマットなど厚手のものを敷いて作業するといいでしょう。
ニッパーは一般的なもの(両刃)と片刃ニッパーを両方用意することをおすすめします。
両刃ニッパーでまず部品から離れた部分のランナーをカットし、その後丁寧に部品から残っているランナーを片刃ニッパーで切り離します。
片刃ニッパーはアンダーゲートの処理や、カット時のランナーの変形を最小限にしてくれるので樹脂の変色を最小限にできます。
今回のようにゲート処理、合わせ目処理をしないのであれば、特に片刃ニッパーの使用をおすすめします。
ちょっと補足
プラモデル製作では細かい作業でしかもプラのカスが出てしまいますが、パーツを拡大して見て作業したい、プラのごみがちらかってしまうなど少々悩ましいこともあります。
そんな場合には手軽に使える作業台、「プラモ向上委員会 plamokojo ワークステーションVer.2.0 PRO」があります。
無数に穴の開いた金属プレート上で作業することで細かなプラカスなどはその穴から下におちてトレイにためることができます。そしてまとめてトレイで処理ができます。
LEDライトがついた約3倍率のルーペも備わっており、細かな作業でも手元を明るくそして拡大して見ることができるコンパクトな作業台です。
もっと知りたいという方はレビュー記事もどうぞご覧ください。
タダでできるカメラアイの簡単改造
カメラアイの中には構造物の造形が見えます。
この構造物を銀色に塗装してもいいのですが、塗料がなくてもゼロ円でできるキラキラ術を実施。
他のキットでも応用できます。
- ホイールシールの余剰部分をカットしてカメラアイの構造物に貼り付けます。
- その表面を元の構造物の形状に沿って優しくなぞって形を作ります。
- 追加で全体的につついてぼこぼこさせて(横線は残るように)ほどほどに凸凹を作ります。
硬い鋭利なものを使うとホイルシールに傷がついたり穴が開いてしまうので綿棒やつまようじなどで優しく気を付けて作業しましょう
レンズをはめると下の写真のようになります。
ホイールシールをカット、加工する際にもデザインナイフがおすすめです。
はさみなどでも作業はできますが、刃の先端の形状が細かい作業向きの形状をしているため狙った位置でのカットができますし、外形を若干切りたいなど修正作業にも適しています。
モノアイの形状に合わせて何度か形状を調整したりするときには作業性がとても良いです。
薄暗くても少し光があればギラっとします。
完成
- 部分塗装(バーニア、ランドセル、コックピットハッチ、肩の吹き出し口)
- デカール(全部は貼っていません。それらしく適当に)
- 本体フレームのメタルブラック以外に艶消しコート
仕上げをして完成です。
これが余剰パーツ含め全部の部品となります。
ビームライフル、ビームスプレイガン、ビームサーベル 2組、持ち手。
個人的にボディーの白はもっと明るいグレーのほうが好みなのでこの後塗り直ししています…
ククルス・ドアンの島でのジムの本体色は写真のような濃い目のグレーですね。
忠実に再現しようとするなら、説明書の指示通りの調合をお勧めします。
作例写真
作例としていくつか写真をご覧ください。
黒背景でカメラアイが反射していると目立って見えますね
前後からの写真
その他ポーズをいくつか
黒背景だと反射しているのが際立って見えます。
まとめ
ジムといえばカメラアイが特徴ですね。
タダでできるカメラアイの改造方法を解説しました。
余剰のホイルシートをうまく加工すれば、本体のセンサー部を反射させるようにするなど応用の幅が広がります。
カメラアイの改造はレンズで覆ってしまうので多少雑な作業でもごまかせますよ
ジムのプラモデルはそのまま組み立ててもかっこよく出来上がりますが、他人とちょっと違うものにしたいと思っている人は簡単にできる方法でまずカメラアイの改造にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ジムに限らず他のキットでも応用できます。
作業自体は非常にシンプルですが、加工する際にはデザインナイフ、カッティングマットの使用をお勧めします。
作業がとても楽にできます。
他のガンプラも記事にしていますのでよろしければどうぞ。
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