プラモデル製作 塗装に必要なおすすめ工具:これだけあれば塗装はOK! 必要な工具の紹介

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素組み派、改造派、手軽な塗装からがっつり塗装までプラモデルは様々な製作方法で楽しめますね。

いままで素組みメインで製作されていたり、塗装に興味がある方で何を購入すればよいかわからないという方もいるのではないでしょうか。

筆塗りは道具もシンプルですし手軽に塗装ができますが、筆塗りは塗膜が厚くなりやすく、ムラなく塗ろうとすると実は難しかったりします。

別の記事でプラモデルをこれから始める方に向け素組みに必要な基本的な工具類の紹介をしています。

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ガンプラや接着剤不要のキットを素組みで仕上げる際にお勧めの工具を紹介します。高価な道具ではなくてもいいですがやはりいいものは長く使えますし仕上がりも違います。必要なもの、あればいいもの、に分けてそれぞれ紹介します。まずは”必要なもの”から揃えてプラモデルライフを楽しみましょう。

この記事では塗装もやってみたいという人に向けて塗装作業に必要な工具類をまとめました。

大きく分けて、筆塗りとエアブラシにわけられますが、全塗装しなくてもスミ入れ(薄めた塗料を溝に流し込み接合個所などを強調)するだけでも雰囲気やキットの情報量をあげることができます。

この記事は次のような方にお勧めします。

  • 塗装作業に必要なものを知りたい
  • 筆塗り、エアブラシそれぞれで必要な工具類を知りたい

必要なもの、あればいいもの、に分けて解説をしていますので工具を準備するときの優先順位がわかります。

凝りだせばキリがありませんがそれでもいくつか工具が必要になってきます。

この記事で紹介している工具以外にも多数の工具類がありますし、自分流の作り方やスキルに応じて便利な工具を揃えてみましょう。

なお、合わせ目消しややすりがけ作業、墨入れに関しては本記事では割愛しています。

 

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これだけあれば塗装はOK!

筆塗り、エアブラシ塗装に関して必要なもの、あればいいものに分けて解説していきます。

 

筆塗り

塗装にも様々なレベルがありますが、まずは手軽に塗装をするのであれば筆塗りがお勧めです。

準備する工具類が多くありませんし、思うように筆で塗分ければよいので比較的簡単に始められます。

(とはいえ、筆塗りで仕上げるのは奥が深く、エアブラシのほうが技術的には簡単かもしれません)

 

必要なもの

  • 塗料 (説明書にカラーガイドが記載されています)
  • 塗料皿
  • (トップコート)
  • (スミ入れペン/塗料)

塗るだけであればこれらがあれば作業できます。

 

あればいいもの

  • クリップ棒
  • 塗装ベース
  • マスキングテープ
  • デザインナイフ
  • トップコート
  • スミ入れペン/塗料

作業性やグレードアップを狙うのであればこれらの工具類があればよりはかどるでしょう。

 

エアブラシ塗装

エアブラシは作業環境の準備や工具まで含めると結構大掛かりにはなってきますが、工具によっては少ない作業スペースでも可能です。

なお、塗装に際しては筆塗りよりより確実な換気が必要になりますので十分注意して行いましょう。

 

必要なもの

  • エアブラシ
  • 塗装ブース
  • 塗料
  • 薄め液
  • クリップ棒
  • 塗装ベース
  • マスキングテープ
  • デザインナイフ
  • (トップコート)
  • (スミ入れペン/塗料)

 

あればいいもの

  • やすり(600~1000番程度)
  • 静電除去ブラシ
  • パーツオープナー
  • トップコート
  • スミ入れペン/塗料
  • サーフェイサー

 

 

工具の解説

塗料

説明書にカラーガイドが記載されていますので、基本カラーで塗装する際にはそれを参考にそろえたり調合して色を作りましょう。

塗料には、水性、エナメル、ラッカー系などいくつか種類があります。

それぞれ特徴がありますが、水性塗料は水で希釈や使用後の筆の洗浄もできますし、ラッカー系に比べて匂いも強くはないので最初は水性塗料から始めてみてはどうでしょうか。

水性塗料のメリットとして、失敗したときにマジックリン等(アルカリ性)の洗剤で塗料をきれいにはがして塗り直しがしやすいという点もあります。

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基本的になにを選んでも塗ることはできますが、やはりいいものは毛先が整っていたり毛質に差があったりします。

とりあえず100円均一にある3本セットなどで一度筆塗りを試してみてもいいでしょう。

まずは細、中、平の3本程度あればだいたいカバーできますので手ごろな筆をえらびましょう。

使用してみて、自身の技量に合わせて不満がある点を解消できる筆を探してみましょう。

部分塗装の場合、目(カメラアイ)や、細かな部位を塗装する際には、”極細”も用意しておくとさらに作業がはかどります。

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塗料皿

塗料をまぜたり、希釈したりするときに使用します。

量が多いときや、エアブラシの際には僕は小さい紙コップで代用していますが、少量の場合には深くて使いずらいので専用の塗料皿を用意しておくと便利です。

使用後きれいに洗浄すれば何度でも使用できます。

 

エアブラシ

エアブラシはピンからキリまであります。

ここでは僕が使用しているハンドピース一体型と分離型のどちらもコンパクトな充電式エアブラシを紹介しておきます。

価格も手ごろですし、まずは練習してみてスキルに応じてステップアップしていけばいいと思います。

一般的な家庭で塗装専用スペースがない場合でも、手軽に作業ができてスペースを取りません。

 


別の記事で充電式エアブラシについてレビューしていますのでよろしければご覧ください。

充電式エアブラシのメリット、デメリット : 塗装入門用に、スペアに、複数個持ちもおすすめ
USB充電式エアブラシを購入して試してみましたので、メリット、デメリット、感想をまとめました。初めての方でもイメージできて購入の際の参考にしていただければ幸いです。

 

 

塗装ブース

塗装ブースもエアブラシと同様ピンからキリまであることと、自宅での設置場所や換気システムなどいろいろ考える必要があります。

ここでは簡易塗装ブースを紹介します。

ハニカムフィルターがついていて跳ね返る塗料を低減してくれますが、あくまで簡易的なもので換気システムはついていません。

 


こちらはシングルファンの塗装ブースです。

排気ファンがシングルとなっています。

排気性能やファンの音量など作業環境に合わせて選んでみましょう。

 

 

塗料薄め液

塗料はそのままでも使用はできますが、筆塗りであれば塗りムラ、エアブラシであれば噴射量等にも影響します。

購入した塗料の専用薄め液が販売されていますので塗料の濃さを調整し使用しましょう。

 

 

クリップ棒、塗装ベース

パーツの塗装の際に手で直接持つと作業性や塗装のしやすさがいいとは言えません。

ある程度おおきなユニットの状態でなければそもそも持つところに困ります。

塗装用のクリップ棒があれば作業性が飛躍的に改善しますし、塗装後の乾燥前のパーツを立てておくため塗装ベースもセットで用意しておくとなおよいでしょう。

塗装ベースと塗装中部品の写真

 

 

マスキングテープ

塗分けをするときや部品をちょっと固定したい場合など頻繁に登場するのがマスキングテープです。

様々な幅のものが販売されていますので、幅の違いでいくつか持っていてもいいかもしれません。

幅の広いものは広い面積にも対応できますし、小さな箇所にはデザインナイフでカットして貼ります。

塗装時にマスキングするときにはカットしたテープの断面が荒いと塗料がにじんでしまうことがあるので、刃の新しいデザインナイフできれいな断面になるようカットして、きちんと貼り付けるようにしましょう。

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デザインナイフ

マスキングテープ作業、バリ削除など塗装する際には使用頻度が高い工具です。

塗るという作業自体としては”あればいいもの”としましたが、プロモデラーの方々も必需品として挙げる工具になりますので1本もっていると重宝します。

塗装を行う際のマスキングに使用するマスキングテープのカットにはマストアイテムとも言えます。

これはカットしたマスキングテープの断面がだれているとと塗料がにじみ入り込んだりしてマスキングをしているにもかかわらず逆に境目が汚い色分けになることもあります。

予備の刃も用意して常に新鮮な切れ味の鋭い刃の状態で使用したいところですね。

 

 

トップコート

マストではありませんが、基本的に塗装後表面を整えるためトップコートをしています。

  • 質感を変える (基本的に3種 : 艶消し、半光沢、光沢)
  • 塗装した表面にコートすることで塗膜を守ることができる

という効果があります。

とくにガンプラやロボットものだと基本的に艶消しを使用して艶のない(少ない)塗装がよりプラスティック感を低減する効果もありますのでトライしてみましょう。

塗装に使用したタイプ(水性や溶剤系)に応じて使えるトップコートが異なりますので、購入の際には表示を確認しましょう。

水性塗料可となっていないトップコートを水性塗料に使用するとせっかくの塗装が溶けてしまいます。

塗料と同様エアブラシで行うこともできますし、缶スプレーも販売していますので手軽にトップコートをするのであれば缶スプレーでもいいでしょう。

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缶スプレーは噴射時の圧が高いので初めて使う時には不要なパーツなどで少々練習してから使用してみましょう。

 

 

スミ入れペン/塗料

スミ入れはマストではないもののスミ入れすると実際の装甲のパネルラインを強調したりキット全体の情報量がアップしますので効果的です。

瓶に入った塗料のタイプとペンのタイプがあります。

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やすり

キットの表面をなにも処理しなくても塗装は可能ですが、表面を1000番程度の紙やすりで荒らしてあげると塗料の食いつきがよくなったりパーツにある軽い表面のヒケなども目立たなくなります。

およそ600番(荒い) ~ 1000番(細かい)程度が一般的です。

同じ番手のみ同梱のものや複数番手のやすりが同梱されているものが販売されています。

メタリックやキャンディ塗装などですと1200番や2000番、コンパウンドで磨く場合もありますが、艶消しの場合は基本的に1000番程度のやすりで十分です。

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せっかく塗装をするのでやすりがけで作品のクオリティをアップしたいという時には紙やすりを貼って平らに削ることができる当て板「チョップレート」、「かんな(鉋)」なども予算に応じてお勧めします。

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作業時にでる削りカスやランナーくず、プラくずが気になるという場合には、ワークステーションを使用してみるのもいいでしょう。
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静電気除去ブラシ

やすりで磨いた後の削りカスなどを塗装前にはらって除去する際には帯電を防ぎ除去するためにあると便利です。

静電気は除去できませんが歯ブラシで代用というケースもありますし、パーツを超音波洗浄機で洗剤を使用し洗浄して表面の油膜も合わせて除去するという方法もあります。

僕は歯ブラシもしくは帯電除去ブラシでさっとカスを落とす程度で作業しています。

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パーツオープナー

一度組んだ部品同士を分解する際に使用します。

薄い金属板をパーツ同士の隙間にやさしくこじ入れて隙間を開ける工具です。

仮組した後で分解したいときには重宝する工具です。

 

 

 

サーフェイサー

塗装前の下地として、グレーや黒、ピンクなどのサーフェイサーを塗布してもいいでしょう。

エアブラシでもいいですし、缶スプレータイプもあります。

サーフェイサーはマストという人もいればその時々でという方もいると思います。

 

 

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作例

素組みの写真と全塗装した写真になります。

塗装に関してはこの記事で紹介した塗装工具類で仕上げています。

塗装前後の写真

全体的にパーツ表面は紙やすりでならし処置しています。

充電式エアブラシでのグラデーション塗装もこの写真のようにできます。

もっと充電式エアブラシについて知りたい!という方はこちらの記事もどうぞ。

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USB充電式エアブラシを購入して試してみましたので、メリット、デメリット、感想をまとめました。初めての方でもイメージできて購入の際の参考にしていただければ幸いです。

 

グラデーション塗装にチャレンジしたい!という方は、作例やコツなど別の記事にまとめています。

こちらからどうぞ。

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プラモデル製作 塗装に必要なおすすめ工具のまとめ

プラモデル製作において工具類を揃えるということも楽しみの一つだと思っています。

塗装をすることで自分の好みの色遣いや仕上がりにすることができますので自分だけの世界に一つだけの作品に仕上がります。

 

塗装前の基本の組み立てに必要な工具類については別の記事にまとめています。

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ガンプラや接着剤不要のキットを素組みで仕上げる際にお勧めの工具を紹介します。高価な道具ではなくてもいいですがやはりいいものは長く使えますし仕上がりも違います。必要なもの、あればいいもの、に分けてそれぞれ紹介します。まずは”必要なもの”から揃えてプラモデルライフを楽しみましょう。

 

工具類の番外編として塗装前のクオリティアップとしてのやすりがけ作業として、面だしエッジだしにお勧めの工具の解説もしていますのでこちらからどうぞ。

面を平らにし、そしてパーツの角を際立たせシャープな印象になります。

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この記事ではプラモデル製作でのかんながけについて次のことを解説しています。プラモデル製作でかんな? どんな効果があるの? どうやってつかうの? かんながけするとどのくらい変わるの?

 

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