新卒からうん十年、大企業に分類される会社に勤務していました。
転職していく同僚もいて早期退職も定期的に行われていました。
常日頃から転職しについてはなんとなく意識しつつ何も行動には移していませんでした。
そして自分が早期退職の対象になったときに応募しようと思ったのですが、その時になって”あれ?”と固まってしまいました。。。
次が決まっていないと退職に不安があるし転職しようと決意したからといってそのタイミングで転職できるものでもありません。
コネなどあればわかりませんが、コネなしで転職しようとするのは時間と労力と、さらに神経も使います。
具体的に行動をはじめ転職までに結果的に約1年かかりましたがただ思い続けていても常日頃から意識してあることをしていないと
- タイミングを逃す可能性が高い
- 選択肢が狭い
- 結局なにも変わらない
ということを感じました。
これってつまり、そういう状況になったときに何もできないってことですね。
この記事では、なぜ”あれ?”と思ったのか、転職しようと考えたときの体験談とやっておくべき”あること”をまとめています。
40代後半の転職活動。実際に何をしたのか?
活動を始めてからやったことです。
まずやったこと
行動しようとし、まず会社の検索から始めました。
この難点は、自分の知っている範囲(思いつく範囲、調べられる範囲)の情報までしかたどりつかないことです。
世の中には自分の知らない、自分のスキルを活かせる企業があるかもしれないのにそこにはたどりつかないのです。もちろん調べた範囲内に活かせる職種があるかもしれませんが。
そして、なんとなく情報はあつまりますが、決め手がなかなか見つからず、そして時間が過ぎていきます。
結果は。。。
お手上げでした。
この時点で”あれ?”と思うようになりました。
空いている時間はかなり検索してできる限りの調査に費やしたのに、状況はほとんど変わっていないな、と。
そしてなにをしたか
エージェントに登録をしました。
これまでで初めての転職活動ということもあり緊張もしましたが、適時やり取りや、求人票が定期的におくられてくるので内容を確認しつつ、相談ができます。
今すぐ始めておくべき2つのこと
今すぐ始めておくべき”あること”とは次の2つです。
業界を知ること
転職先に関する業界のこと、企業についてどのくらい知っていますか?
自分は
- 名の知れた企業だから
- 知り合いが務めている
- 業務上で付き合いのある会社
- その会社の扱っている商品の一部は知っている
ということ程度の知識しかありませんでした。
これまでそれほど他の会社について考えたことがなかったのですね。
しかしその中で自分が行きたいと思える会社はあるのか?
それ以上にどれだけその会社のことを知っているのか?
- 扱っている商品
- どのようなポジションがあるのか
- 給与水準
- 処遇
- 社風
- 等
そもそも自分が行きたいと思っても、相手のあることですし、
自分がフィットするポジションにタイミングよく空きはあるのでしょうか。
社名だけで選ぶわけにもいきませんし選ばれるかもわかりません。
1社に絞らず、複数候補考えておかないといけないかもしれません。
またその時点で、給料が下がってでもすぐに転職したいのか譲れない条件があるのか、など簡単に決断できるものでもありません。
話はそれますが、さまざまな企業や業界を意識していると業務上かかわる企業や見かけた会社(看板)であっても意識や見方が変わり、様々な視点でモノを見ることができるようになります。
自分を知ること
もしかしたら今の自分は一般的には給料や処遇がいいかもしれないし、悪いかもしれない。
これは業界全般と自分を比較しないとわかりません。
自分で調べてもいいのですが情報源は限られます。
自力で調査してもそれなりに情報は集められますが自分がしたい職種、ポジションの情報がなかったりするので、参考としての情報収集はできます。
ただ自己判定になるので自分にその価値があるのかの判定は難しいです。
やはり自分の価値を知るには専門の方に見てもらうのが手っ取り早いし精度が高いといえますし、外から見た自分の価値がわかってきます。
話はそれますが、履歴書は転職のタイミングでもなければそう何度も書くものではないと思います。
自身が新卒で入社した時、経歴のところが空白だったものが、今記入すると書ききれないくらいの経歴と、自分は何をしてきたのか、何ができるのか、自分の成果などを改めて考えることができます。
そのためには
エージェントを有効に活用して、業界を知り、自分の価値も理解しておくことが重要な点といえるでしょう。
登録後は定期的に情報がもらえるのでこれらの情報に触れていれば少なくとも自分のようなことにはならないですね。
転職活動を経て
転職したいと思っても準備ができていなければすぐにできるものでもありません。
するしないにかかわらず、
- 自分の価値の目安がわかる、
- 業界の需要がわかる(タイミングも重要)
年齢問わずこれらを理解してることが大事です。
まとめ
自身の価値を把握しておくことで自身の状況に応じて他人よりも先に行動ができるかもしれません。
もし同僚も同じことを考えていれば、似たスキルであれば先にアクションをおこされることだってあるかもしれません。
自分の経験からは”タイミング”が重要でその準備ができていないとアクションがおこせません。
自分の価値を理解し、業界を理解し、タイミングを逃さない、というスタンスでいられるのではないでしょうか。
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